本文へスキップ

緑茶読本HEADLINE

お茶-緑茶

お茶の銘柄は通常@荒茶に加工する生産地A荒茶を仕上げ加工する流通産地のどちらかの名前がつけられます。
最近では、小規模でも地域に根ざした独特のブランドがつけられることも多くなりました
お茶の商品に製造した都道府県名等の地域名で○○茶と表示するには、その産地で作られた荒茶を100%使うことが条件となっています。
50%以上100%未満の場合は○○茶ブレンドと表示することが義務づけられています。

緑茶の種類

お茶の種類    (一般的な例です)
 煎茶 玉露 玉緑茶 抹茶 芽茶
茎茶 粉茶 ほうじ茶 玄米茶 番茶
   製茶機械からでたお茶の呼称
 蒸葉  粗揉葉  揉捻葉  中揉葉  精揉葉   荒茶 

流通経路

一般的には下図のようにいろいろな職業を経て店頭に並びます。
最近ではお茶の荒茶製造 コストが高くなり生産者(農家)は非常に厳しい状況が続いています。荒茶だけを作っていた大規模工場は大手飲料メーカーの納品に頼り、大手飲料メーカーは 安価な仕入れに終始する悪循環が続いています。現在では大規模工場ほどその収益確保に苦心しているのが実情です。そのため荒茶の製造から仕上げ小売りまで を生産者が一貫生産する自園自製の割合が増加しています。難しいのは昔からお茶の流通経路が決まっていたため、生産者が販売経路を持っていないということ です

最近よく見られるように農産物の直売所や、道の駅、催事、ネットなどで農家が直接販売するケースが増えてきていま す。消費者も生産者の顔がわかり安心できますし、生産者もより良い商品の提供に努力します。流通経路を省くことで生産者は利益を確保し、消費者は同じ金額 のお茶の場合はより良いお茶を購入できるようになります。また生産者は他と違った特徴のあるお茶を製造するようになりました。
他の産業や農業の一部で始まっているように流通革命が必要な時代が来ています文章を入力してください。

MATCHA

ずらり並んだ石臼がグリグリと一定の速度で回転し、明るい緑色の抹茶が少しずつこぼれ落ちる。抹茶取り扱いで県内大手の丸七製茶(島田市、鈴木成彦社長) が藤枝市内に設置する工場では、藤枝・岡部産を中心とした抹茶の増産が続く。鈴木社長は「上級品の売り上げは5年で5倍になった。下級品も伸びている」と 手応えを感じている。

 苦境にあえぐ静岡や鹿児島などの煎茶産地を尻目に、抹茶は国内外で引き合いが強まり、近年の生産量は右肩上がり。原料の「てん茶」を生産する京都・宇治や愛知・西尾などの産地は空前のブームに沸いている。
  主役は食品や飲料に使う「加工用抹茶」だ。1996年の高級アイスクリーム向けの大量発注をきっかけに、お点前以外の用途の認知が高まった。その10年後 には米国の大手コーヒーチェーンが抹茶ラテをメニューに採用。いずれも国内で人気に火が付き、海外に「MATCHA」が進出する足掛かりになった。

  京都産てん茶の7割を扱うとされるJA全農京都茶市場(京都府城陽市)の今期のてん茶相場は、本県の煎茶相場とは対照的に前年より高値で推移している。京 都府は2011年、てん茶の生産量が初めて煎茶を上回り、年々差を広げている。業界内では抹茶の国内需要の伸びは一服したとの見方もあるが、宇治市の抹茶 問屋関係者は「需要のすそ野が広がり、下級品を使っていた業者が上級品へシフトしている」と、今後も市場の成長を見込む。
 好機を逃すま いと、てん茶製造に乗り出す茶業者が本県でも増えている。葉っピイ向島園(藤枝市)は、17年産一番茶から加工・輸出向けに有機栽培品の生産を計画する。 向島和詞園主は「農家の収入を安定させ、地域茶業を支えるモデルにしたい」と意気込む。佐藤園(静岡市葵区)もこのほどてん茶炉を新設。15年産の二番茶 から加工用抹茶を製造する方針だ。
 国内では「宇治抹茶」が圧倒的なブランド力を誇る。菓子や飲料は「宇治抹茶使用」の表示を重宝し、京 都の老舗と提携してイメージを高めている。鈴木社長は農家を支えるためには下級品だけでなく、利益率の高い上級品の生産も必要と考え、「高品質の生産を徹 底して続け、静岡抹茶、藤枝抹茶のブランドを確立する」とビジョンを描く
 
「てん茶炉を使わなければ抹茶でないという思いはあるが…」。京都府宇治市の抹茶問屋・堀井七茗園の堀井長太郎社長(65)は複雑な表情を浮かべる。抹 茶ブームの立役者の加工用抹茶は製法が多様化し、「抹茶」の品質格差は拡大。低品質・低価格の「抹茶」が国内外で際限なく広がれば、上級品を含む国内の抹 茶相場を混乱させる危険をはらむ。
 加工用ではお点前向けのような繊細な風味や色は必要ない。抹茶らしい緑色が一定水準にあれば、価格の安さや、砂糖の甘みに負けない苦渋味がむしろ求められる。

  大手業者なら数トン単位の商いもあり、処理能力が小さいてん茶炉と石臼を使う伝統製法だけでは数量的にもコスト的にも対応し切れない。需要が急拡大する 中、安価で苦渋味がある二番茶のてん茶、秋冬番茶の「秋てん茶」、秋冬番茶をてん茶炉を使わずに乾燥させた「モガ茶」を、それぞれ機械で粉砕した「抹茶」 が存在感を増してきた。
 秋てん茶とモガ茶は茶園を覆う手間を省く場合が多く、上級抹茶との品質差は大きい。だが、売り手市場の現在は「抹茶」の言葉が重要。「問屋が抹茶と言えば抹茶になる」(茶業関係者)。
 茗広茶業(静岡市葵区)は抹茶に加え、煎茶やほうじ茶の粉末茶の受注も伸びている。長瀬隆社長は「粉末状なら多彩な業種に販路が開ける」と実感する。

 「抹茶」とは何か。京都府茶業会議所の西口勝巳常務は「業界内では利害が一致せず、見解はまとまらない」とみている。堀井社長は「各社が抹茶に生き残りをかけている中、どこかで線引きするのは難しい」と考える。
 
  「MATCHA」の世界で日本が主導権を握るために、国内でもたついている間はない。国際標準化機構(ISO)は6月初旬に静岡市で開いた会合で、抹茶の 定義を今後協議すると決めた。農林水産省は製造法を具体的に規定するより、成分などの品質基準を示すことを重要視する。
 西口常務は「定義があいまいなままでは長期的に消費者の信頼を失う。加工用は加工用と明記し、グレードをはっきり分けるべき」とくぎを刺す

伝統製法のてん茶は、茶園を一定期間資材で覆って日光を遮り、うまみを高めた茶葉を蒸し、れんが造りの「てん茶炉」で 乾燥させる。てん茶を石臼などの茶臼でひいた微粉末が抹茶。現在普及しているてん茶炉は「堀井式」と呼ばれ、堀井七茗園の3代目が大正時代に考案した。標 準的な石臼1基でひける抹茶は1時間40グラム前後とされる。
 食品加工向けは殺菌処理が必須になりつつある。設備投資がかさむため、資金力に乏しい中小業者の抹茶製造への参入は容易ではない
農林水産省などの統計によると、てん茶や玉露を含む「おおい茶」の2014年の生産量は多い順に三重1490トン、京都1420トン、愛知548トン。静岡は459トンで6位。京都のてん茶荒茶生産量は04年の541トンから、14年は1078トンに倍増した。
  てん茶の取引相場は、最初が高く右肩下がりが続く煎茶と違い、てん茶の色や質が最も良くなる生産半ばにその年の最高値を付ける。JA全農京都茶市場が5月 13日に開いた第1回てん茶入札販売会の1キロ当たり平均単価は4636円。最高は5月29日の5885円で、直近の6月10日は4247円になっている。

バナースペース

ダテック

〒421-0204
静岡県焼津市高新田607-1

TEL 054-622-7757
FAX 054-622-7757